お彼岸さん
お彼岸も過ぎ 奈良も桜の開花宣言が出された。
市内のお寺の彼岸会に桂文我さんが来られるというので ここのお寺とは何も関係ないがお邪魔した。
光慶寺(額には光慶精舎)という浄土真宗の立派なお寺だ。お寺の前はよく通るが中に入ったのは初めて。
彼岸会法要であるから 念仏偈-真宗宗歌ー法話ー落語ー恩徳讃と進められた。
我が家は真言宗だから「南無大師遍照金剛」であり実家は浄土宗だから「南無阿弥陀仏」なんだけど このお経は久しぶりのような気がした。
不謹慎かもしれないが落語目当てだった。
文我さんの落語は20年余り前、雀司時代から何度も聴きに行った。大変な勉強家だと思うが その日の来客に合わせて演目を考えるという。まくらで住職さんとの会話もあり このお寺が秀長時代に出来 郡山の2度の大火にも遭ったことなどを聞きだし話は進められた。
「算段の平兵衛」と「はてなの茶碗」を続けて演じられた。どちらも米朝師匠を思い出す。
郡山の落語もあるらしい。が、怪談話だから夜の方が良いと。いつか聴いてみたい。
先日、TVで「而今」が話題になっていた。
「而今」
今、この一瞬というほどの意味のようだが 最近、この一瞬を大事にしていきたいという気持ちが強くなった。
余命がどれほどか判らない、病に怯える人が身近にいると気になる。他人事ではない。一瞬、一瞬を大事にしたい気持ちになる。
そうかと思うと 而今は「にこん」とも「じこん」とも読まれているが「ニコン」といえば・・・
「キャノン」が思い浮かんだ。
気楽だとお思いでしょう?
キャノンの名前の由来は 何故か60年も前に亡父が「観音」だと言った。 創業者の吉田五郎氏が、信仰していた観音様から名付けられたらしい、35ミリカメラを「KWANON 1号」と名づけたことにはじまり「CANON」として商標出願したそうだ。
そこで ニコンも?
と、思ったが、日本光学の略称「Nikko」が元になっているそうだ。
而 頭髪を切って、結髪をしない人の正面形。雨乞いをするときの巫女(ふじょ)の姿、
この字の上に 雨冠を付けると
「需」雨を需(もと)め、需(ま)つことを示す字、濡・儒はその系統の字である。
今
蓋栓の形であるが、その意味に用いることはなく、時の今昔の意味に用いる。このような使い方を「仮借」の用法という。
郡山城の桜は 今年いっぱい天守閣石垣の工事で 随分桜の木が伐られた。
満開になっても ちょっと寂しいかもしれない。
例年、線路脇の枝垂れ桜が満開になり お城周りのソメイヨシノが咲く。
今年は中の桜が早かったのか 枝垂れ桜が遅かったのか?
粗、同時進行のような気がする。
寒暖の差があり また、寒の戻りのようで 満開までゆっくり楽しめそうな今年の桜。
さぁ どんなお花見が出来るのやら?
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by souu-3
| 2016-03-25 06:07
| 奈良