目で見る漢字
先月のことである。市内の小学校で絵本展が開催されたそうだ。PCの師匠のFacebookでそれを見ていると並べられた本の中に「目で見る漢字」という本が目に留まった。
図書館の本だというので行ってみると貸し出し中だったが予約を入れて帰った。
漢字は丸暗記すると面白くない。
目で見て これがこんな文字になったのか!って感動することも多い。
子供向きなのかもしれないが 大人も充分楽しめる。
左は「烏」右は「鳥」
どちらも象形文字であるが甲骨文字(鳥)も金文(烏)も似た象(形)だ。
この本に依れば「4画目の横棒が目を表しており 全身が黒いカラスはこの目が識別し難いから」だと。説は色々あるが、このことも最初に断ってあったが そんな事より こう言われると嫌でも覚えられるのではないだろうか。
蛙と桂 どちらにも圭が付く。「圭」は字通では圭玉の象と書かれている。この本には「佳」にもあるように美しいという意味を持たせている説もある、と。
鮭・畦・封・邽・街・湗(ほう)恚(うらむ、いかる)などもある。みんな美しいのかと言われれば よく判らないが こんな風に写真と組み合わせて漢字に興味が持てるように出来ている。
最初の画像、本の表紙であるがバラバラにされた蟹。分解しやすいのが「蟹」と出ている。
甲骨文字や金文にはなく説文解字にはあり 「解」は甲骨にもある 角と刀と牛の組み合わせで出来ている会意文字で 元々牛の角を刀で切り取ることであったが 現在は広い意味で使われるようになった。
明日は
京都の小・中学校の公開授業を見に行こうと思っている。
どんな授業をされるのか楽しみである。
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by souu-3
| 2016-11-18 08:41
| 文字の成り立ち・漢字