ミラーボーラー光のインスタレーション
戦災をまぬがれて残る古仏・古美術の美しさを味うために、それと子供たちの交流が中心に描かれたセミ・ドキュメンタリー作品。
戦災をうけなかった奈良に集って来た浮浪児のうち、豊太と源治とは奈良にある各寺院の案内人の説明を覚えて、観光客の多いときには案内人の手伝いをして生活していた。
現在とは違った当時の風景がモノクロではあるが興味深く記録に留めたい素晴らしい映画だった。
当時は奈良の住民ではなかったので 詳しいことは判らないが自然のままで哀愁さえ感じる。
登場人物のひとり落選彫刻家といわれる人が、東京に戻ることになり、「今夜の大和で東京へ」という場面があった。夜行の急行「大和」は、1950年から東京~湊町間に運行されていた。私も これに乗って東京へ行ったことがある。
あの日、羽田沖で飛行機の墜落事故があった。事故機の上を飛び立ち 札幌雪祭りに行ったことが蘇る。
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by souu-3
| 2016-10-04 06:11
| 奈良