玉響記=たまゆらのき=

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古事記

d0330311_5571911.jpg1週間後から始まる「日本の書展」の作品が奈良新聞に掲載されたので早めの報告。
最近、非常に横着になってこの展覧会の出品依頼がきて 出品するか しないかの返信ハガキ、協賛金の支払い、新聞掲載用の作品提出(メールで送信)全て締切日を忘れ大幅に遅れる。それでも載せてくれた。

今回は先日の古事記のまつりで朗唱した部分の歌4首にしようかと思ったが これらの歌は今でも天皇の葬儀の時に歌われると言われるので その前の思国歌(くにしのびうた)を書くことにした。
倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠(やまごも)れる 倭しうるはし
大和は、日本の中でもっともすばらしいところだ。長く続く垣根のような青い山々に囲まれた大和は、本当に美しい。

命の またけむ人は たたみこも 平群(へぐり)の山の 熊白檮(くまかし)が葉を 髻華(うず)に挿せ その子
命の無事な者は、幾重(いくえ)にも連なる平群山の大きな樫の木の葉を 簪として挿すがよい。

*思国歌(くにしのびうた)=望郷の歌
*かんざし=当時は魔除けとして使われた。

その後
はしけやし 我家(わぎへ)の方よ 雲居立ちくも
ああ、懐かしい。私の家の方から雲が立ち上り、こちらへやってきているではないか。  
嬢子(おとめ)の 床のべに わが置きし 剣(つるぎ)の太刀(たち) その太刀はや
私がミヤズヒメの寝床(ねどこ)に置いてきた、草薙の剣。ああ、あの太刀はどうしただろうか。
病が重くなり 死の直前には このように歌って亡くなられた。
そこで 早馬の使いが妻や子に知らせ 駆け付けた妻たちが歌った4首の歌を 先日のまつりで歌った。
白鳥になった倭建命は能褒野から大和の琴弾原(ことひきのはら・御所市)、河内、古市邑と飛んで行った。

夜 麻登波 久 爾能麻本呂婆 多々那豆久 阿袁加岐 夜麻碁母禮流 夜麻登志宇流波斯
伊能知能 麻多祁牟比登波 多多美許母 幣具理能夜麻能 久麻加志賀波袁 宇受爾佐勢 曾能古
この漢字ばかりの原文と現代文を 書き並べて作品にした。

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ちょっと堅苦しくなったので 一服して・・・

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先日の山焼きが 小雨の中で8割程度も焼け残ったので この月曜日(8日)焼き直しされた。

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出掛ける前は まだ普段と変わらない姿だった。
その日の奈良は 氷点下5℃近くまで冷え込み霜で真っ白だった。そんな日はとても良いお天気になる。
よく晴れ上がり 山焼きにはちょっと風がなく一気には燃えなかったようだが 公民館のお仕事を終え帰宅す
る道中、真っ黒になった若草山が見えた。

これで又 行事がひとつ終わり そろそろ修二会が始まる。
11日は竹送り、12日には新入習礼。15日新入・新大導師別火入り。18日油はかり。20日戒壇院別火坊にて試別火がはじまる。今年は閏年だから 27日惣別火(そうべっか)がはじまる。

お松明の期間だけが修二会ではない。

この時期になると静かだった奈良も動き出す、そんな気がする。
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by souu-3 | 2016-02-10 09:40 | 書道 | Comments(10)
Commented by yo-koyo-kosan at 2016-02-10 22:15
2枚目、4枚目は何とか読めますが、
1枚目3枚目は難しいです。
「倭は 国のまほろば・・・」で、
高校時代の古文を思い出しました。
souuさん、雅でいらっしゃいます。
奈良の様々な行事、知らないことばかりで新鮮です。
Commented by midori at 2016-02-10 22:36 x
山焼きは毎年の行事ですね。
カメラ片手に写真を撮りに来られる方がたくさんいらっしゃるのでしょうか。
こちらでも遊水地のヨシ焼きが3月のお彼岸の頃 あるのですが
カメラマンがたくさん撮りにみえます。
Commented by syo-kunin at 2016-02-11 06:12
SOUU先生、こんにちわ。。。

漢字が多い!!(笑)日本語って漢字、カタカナ、ひらがなって
種類が多いので外国人は覚えるのが大変みたいです。
山焼きは豪快ですね!!乾燥しているので火も勢いがありそう!!
Commented by souu-3 at 2016-02-11 06:25
yo-koyo-kosan さま
1枚目と3枚目は平仮名が無かった頃 万葉仮名で書かれたものです。
一字ずつ読むと面倒ですが面白いです。
大和は国のまほろば・・・は誰もが知ってる歌ですね。
奈良も最近 新しい事をして観光客を増やそうとしていますが伝統行事が
沢山ありますね。
Commented by souu-3 at 2016-02-11 06:28
midori さま
長いお付き合いになったmidoriさんには珍しくない毎年の行事ですね。
中高年のカメラ好きは多いですから 何処も一杯ですね。
Commented by souu-3 at 2016-02-11 06:31
syo-kunin さま
外国人でなくっても大変ですよね。それを使える日本人、勿論番長さんも
エライ!自慢出来ますよ。(*^▽^)/★*☆♪
山焼きはお天気次第 豪快に燃えると近くに居ると熱いです。
Commented by おせっちゃん at 2016-02-11 10:16 x
期日や、日々の予定や、日に何度も書き込んだカレンダーを確かめないと失敗してしまいます。困ったことです。
若草山の山焼き、今度はうまくいったのですね。新しい草の芽が萌え出てくるのでしょう。
私の故郷の山口では、秋吉台を焼くのですよ。
Commented by souu-3 at 2016-02-11 12:54
おせっちゃん様
そう仰っていただくとちょっと安心しますが 気を緩めていて良いかな?
でも、大なり小なりそうなるのが普通ですかね?有難うございます。
秋吉台もでしたね。そうして春の準備をするのですね。
Commented by rabbitjump at 2016-02-12 14:00
souu先生の書に惹かれます。
大和の美しさを改めて感じます。
若草山の野焼き、
これから春の芽吹きが始まるのでしょうね。

Commented by souu-3 at 2016-02-12 19:35
rabbitjump さま
有難うございます。ピークを過ぎ思うような作品にはなり難くなっています。
それでも これしかないと思うから止められないのです。
春には良い芽が出るように頑張っているようです。
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一瞬のきらめきを求めて


by souu-3
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