躍動美 ♪
先日の公民館まつりで ベリーダンスの披露があった。
若い四人のダンスは「躍動美」そのものだ。
ここで躍動の「躍」の漢字を
甲骨文字や金文には この字は見つからない(私が見つけられないということかもしれないが)これは
←「説文解字」の文字で 足と鳥が羽を揚げて飛び立とうとする形「てき」から成る字である。「跳ぶ」「進む」とあって跳躍して上がることをいい、生き生きと動くことを「躍動」という。
そこで気になるのは
曜 躍 濯 の 旁の上が、「羽」でなく「ヨヨ」であること。
1949年の「当用漢字字体表」で[ヨヨ]の形に変えられ 「躍」「濯」「耀」などとなった。
この字だけでなく 変わったことによって成り立ちの意味が判らなくなった漢字は多い。
こうしてみると 使い分けが判り難い。
序ながら
「羽」は甲骨文字でみるのが一番判り易い、鳥の羽の形 そのものズバリだ。
象形文字だから判り易い。
「隹・スイ」 こちらは鳥の形。
卜文では、神話的な鳥の表示には鳥をかき、一般には隹を用いるようで 字通には鳥占(とりうら)に用い、軍の進退なども鳥占によって決することがあったのであろう。と書かれている。
この字は 雅や集などの他に 隼 · 隻 · 雀 · 雁 · 雇 · 雄 · 雉 · 雍 · 雎 · 雑 · 雌 · 雕 · 霍 · 雖 · 離 · 雜 · 雛 · 難 · 雙など数多い。
今朝のTVで大台ケ原の映像が流れていた。
山は 紅葉が進み秋が深まっているようだ。
by souu-3
| 2015-10-20 11:57
| 文字の成り立ち・漢字