真田丸
来年のNHK大河ドラマ「真田丸」 大坂夏の陣400年(冬の陣は昨年で400年)ということでゆかりの地を
散策した。
昨年9月 一心寺より大坂の陣茶臼山史跡碑が寄贈された。
「沸騰する波型」のイメージで「群雄割拠」を象徴し、その上部の大きな円形の碑は、「群雄割拠」から統一が実現され、「天下泰平」につながるということを象徴しており、これらを立体的に組み合わせることにより、大坂の陣とこの地の歴史的なつながりを感じるようにというものだそうだ。
毎年、5月か6月には美術館で展覧会を開催することで この辺りへ行く事が多いが今年は行かなかったら こんなのが出来ていた。
茶臼山は日本中に50近くあるらしいが 天王寺にある ここは標高26m 岡山にある茶臼山の20mに次ぐ低さ。大阪では低い山と言えば天保山(標高4.53m)と言われるが聖天山(阿倍野)、岡山[生野)、帝塚山(住吉)と大阪五低山がある。
この日は 天王寺公園・黒田藩蔵屋敷長屋門→慶沢園→河底池→茶臼山→一心寺→安居神社(幸村戦死跡)→逢坂→堀越神社→統国寺→竹本義太夫生誕地
一心寺に「大正八、九年流行感冒病死者群霊碑」があった。祖母の妹が この時生まれたばかりの子を残し亡くなっている。
天王寺公園は、明治42年(1909年)に開設された旧住友家の名園慶沢園や茶臼山、市立美術館がある総面積約28万㎡の公園である。
長い工事期間を経て この日(10月1日)エントランスエリア(愛称"てんしば")と茶臼山北東部エリアが、リニューアルオープンした。
エントランスエリア「てんしば」の面積は約2万5000㎡で中心に多目的に利用できる約7000㎡の芝生広場を据え、周囲にはカフェ、レストラン、コンビニエンスストア、フラワーショップのほか、フットサルコートや有料の子どもの遊び場、総合ペットサービスがある。
慶沢園には あずまやが幾つかある。
四阿と書くらしい。何度も訪れているのに 今回初めて このように書かれているのに気が付いた。
屋根を四方にふきおろた小屋ということらしい。
東屋とは 都から見て東のことで田舎者を指すと言う、「東国風のひなびた家」のこと。
四阿の阿は棟の事で 屋根を四方に葺きおろし壁がなく柱だけの小屋というが ここには壁はあった。
丁度、あべのハルカスが池に写る辺りにも新しいのが出来ていた。これがホンとの四阿かな?
この日は雨が降ったり止んだりだったが 去年の写真はこちら(リンク)
小さい花 大好きな私はゆっくり眺めていたかったが 団体の悲しさ。
兎苔を見つけて 大急ぎでシャッターを切った。
老眼では見え難いほどのサイズだけど ちゃぁんとウサギの耳のような形をしている。
ハエマンサス(眉刷毛万年青)の白は我が家にもあるが 赤いのは少ないと聞く。
花は世話が大変になって来たので止めようと思いながら 見ると欲しくなる。
和気橋が架かる河底池を 統国寺から眺める。
河底池のことは2014-06-17の上のリンクした記事に掲載済みである。
また、幸村戦死の地である安居神社のことは「ここに」=リンク
この統国寺にはベルリンの壁の一部分がある。
統国寺は釈迦三尊を本尊とする在日コリアンの寺で、東西に分断された朝鮮民族の国家統一への願いがこめられているそうだ。
東西ドイツ分断の象徴であったベルリンの壁の一部は信者より奉納されたものだという。
統国寺という名前も祖国統一を願ってつけられたのであろう。
by souu-3
| 2015-10-03 12:04
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