石仏
パピとジョアンが眠る「泉徳寺」に行く前、久しぶりだったこともありネット検索して出かけた。
以前は気付かなかったのか 石仏が沢山あることが判った。
本堂は記憶通りではあったが 権現堂や石仏は全く記憶になかった。
住職さんの話では 以前伺った当時から 随分、整備されたとのことで 動物の供養塔やお墓のお参りと 蔵王権現堂の中も閂(カンヌキ)を開けて入ることも許可して下さった。
綺麗に手入れされた急な石段を上ると お堂の手前に花崗岩製の石仏がある。一石に天女、不動明王、大日如来の三体を表したものや道祖神などがある。道祖神は備中のもので大和には見られないものらしい。
堂内には室町時代後期の石仏などがある。
蔵王権現像は県下唯一の石仏で 整った美しい姿をしている。
案内板には そのように記されていた。
永禄12年(1569年)に備中國の女が奉納した銘文がある。
吉野山にある修験道の本山・金峯山寺の本尊は蔵王権現であるが この権現像は高さ1.3mの自然花崗岩の石仏で 基壇の中央に置かれている。
右側には竜神像。
2匹の竜を交叉線彫りに、上方に馬頭観音と阿弥陀如来像を表している。
とこれも案内板に記されていた。
左側には 前鬼像、役行者像、後鬼像の三像が置かれている。
これらは 備中の女性たちが女人禁制の修験道を目前にして適わぬ夢を託して寄進したもののようだ。
また、本堂の前には
木製の狛犬さんが置かれていた。
吉野山の桜は下千本や中千本は桜吹雪が舞い、上千本は満開だろう。
行きの電車は それを見る人で満員だった。そこまで行き着けなかったが 主人と二人で食べた「おむすび」に満足して 留守番のリクとアイの元へ急いで戻る。
それも又良しとしよう。
by souu-3
| 2014-04-17 06:26
| 奈良