玉響記=たまゆらのき=

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万葉の秋を楽しむ

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上野誠先生の「万葉講演会」が近くであるというので 気楽に覗いてみた。
ご近所の知った顔もチラホラ。
d0330311_17233662.jpg今回は2回目だが残念ながら1回目には気が付かなかった。
「万葉の秋を楽しむ」ということで「秋風の音・風の文学」
古今集の藤原敏行の 秋立つ日よめる
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる
風の音で秋を感じる。
良いですねぇ
君待つとわが恋ひをれば 我が宿のすだれ動かし 秋の風吹く
風をだに羨(とも)し 風をだに来むとし待たば 何か嘆かむ

風に恋人の訪れを感じる妹。風を待っているお前はまだいいよという姉。姉の鏡王女と妹の額田王は同じ人との連帯婚だったという。
姉妹でありながら複雑な心境ですね。

見えない風で感じる感性。この時代だけでなく今もそんな時間があっても良い!いや、あれば良いなぁ
「秋」はそんな季節なんだろう。

奈良を代表する音は・・・
鹿の声
吉隠の猪養いの山に伏す鹿の 妻呼ぶ声を聞くがともしさ
鹿は妻を求めて鳴いている。肺一杯に吸い込んだ空気を吐き出す。強いのが良い。
夕されば小倉の山に伏す鹿の今夜は鳴かず 寝(い)ねにけらしも
今夜はもう鳴かない。寝てしまったのか、聞こえない音で判断する。

偶には こんな時間を持つのも良い。

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先日、東京在住の方で文字の関係のお知り合いが奈良で書展を開催されるというご案内を貰った。
何故 奈良で?
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画廊のオーナーとお友達らしい。
そういう場所の設定をされることもあるんだ!
d0330311_1835662.jpg展覧会をしようと決め 最初にすることは やはり画廊探し。
これって結構楽しい。昔は心斎橋の端から端まで画廊を渡り歩いたことがある。
ここ「風と心」は1996年 オープンした頃、出入りの業者が懇意にしていたのか時々覗きに行った事がある。
墨型彫刻師7代目中村雅峯父子展は特に印象に残っている。
あれから随分 行かなかったが 如何も少し場所が違う。私の記憶違いかと思っていたが去年の春、引っ越したらしい。

「まぁ まぁ まぁ」
ホンとだ。まぁ そんなことは良い。ちゃぁんと会場へ行けたのだから。
この作品には「〇く納めてくれる人がいると助かります」と書かれていた。

それ程 大層な事ではない。
私の心も丸く納まってます。
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by souu-3 | 2013-11-04 18:22 | 奈良 | Comments(16)
Commented by かっちゃん at 2013-11-04 19:04 x
[まあまあまあ]良いですねぇ〜 アスタ マニアーナでしたか、明日は明日の風が吹くって曖昧さが好きです。
仕事時代はそうはいかず、何もかも決まった線路を決まった時間で動いていた気がします。リタイアして10年余、曖昧に生きられていることに日々感謝しとります。
恋を詠うって良いもんですね。今の若者は直接的で情緒に欠けると思いません? 仄かに想う人に詩を贈るなんてロマンティックですね。僕に素養があれば贈りますのにね。
Commented by amamori120 at 2013-11-04 22:16
souu先生  こんばんHA

おっ 藤原敏行朝臣だぁ ♪

額田王  天智、天武とも夫婦だったやうでぇ  おおらかだったんですね

丸く平らな心で居たいものです ♪


Commented by 月草 at 2013-11-05 07:32 x
souuさん おはようございます。
上野誠先生の演会行ってみたいです。昔ラジオで聞いていました。

わたし鏡王女がだいすきです。
あきやまの~このしもかくりゆくみずの~♪
私、生まれ変わってラブレターを書くことがあったら
この歌を添えようと思っています^^*

まぁ まぁ まぁ・・・ですね^^


Commented by oss102 at 2013-11-05 08:56
まあまあまあ、、、の気持ちは、人付き合いの中で一番大切なものかな。この気持ちこれからもっと大切になると思います。
⤵捨てる、、むずかしいですね。souuさんのように打ち込んだものがあると、更に。でも良い暮らし方をなさっています。
Commented by souu at 2013-11-05 09:23 x
かっちゃん !
まぁ まぁ まぁってある程度齢を重ねないと言えないことかもしれません。
また、若者には許されないことなのかもしれませんね。
歌が詠めるって素敵ですね。それにメールや電話で済ませられない距離感が
益々恋の炎を燃え上がらせるのでしょうね。
Commented by souu at 2013-11-05 09:26 x
amamori さま
昔の結婚は現代人には理解し難いですが まぁ これも又良いのかな?
なんて女は辛いんじゃないですか?
丸い心でいたいのは山々なれど。
Commented by おせっちゃん at 2013-11-05 11:26 x
風に感じる季節感、風の音連れを恋人の音連れと待つ女心。万葉人の細やかな心情が思いやられます。
Commented by souu at 2013-11-05 14:05 x
月草 さま
上野先生 楽しいですねぇ TVも又あると仰ってましたが その時はもう少し
真面目にってことでした。
”秋山の樹の下隠り逝く水の吾こそ益さめ御想いよりは”
ウワ~~一ころですよ。そんなラヴレター貰う方はどんな方でしょう!
Commented by souu at 2013-11-05 14:09 x
oss102 さま
まぁまぁまぁ・・・そうでしょうね~。目くじら立てるのは止めましょう。
大切な宝物と思うのは自分だけで他人がみると只のガラクタ、辛いですが
そんなものですね。
Commented by souu at 2013-11-05 14:11 x
おせっちゃん 様
見えないもので感じる!ロマンですねー
偶には万葉人の気持ちに浸るのも良いですね。
Commented by KawazuKiyoshi at 2013-11-05 15:56
万葉の歌。
額田王の歌がお気に入りなんです。
おおらかで好い。
お元気で。
今日もスマイル
Commented by asayannj at 2013-11-05 21:33 x
鹿の鳴き声で思い出したのは百人一首の
「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の
 声聞く時ぞ 秋は悲しき」 猿丸太夫 です。

まあまあま 素敵な書ですね。 気持が楽になります。
Commented by souu at 2013-11-06 06:15 x
KawazuKiyoshi さま
極めて魅惑的だったと思われる額田王がお気に入りですか?
平民には判り難い世界ではありますが。
Commented by souu at 2013-11-06 06:16 x
asayannj さま
気楽な気持ちになる作品って良いですね。
Commented by すみれ at 2013-11-06 07:27 x
souuさん  おはようございます。
母の声が聞こえて来そうな、そんな感じで拝見させて頂きました。
百人一首を詠む、母の声は抜群で情緒もあり、かるた大会は最高に好きでした。
大らかな時代だったようですね。

「まぁ まぁ まぁ」
好きではない言葉でしたが、こう言って入ってくれる人、入れる人がいなくなって来ました。
また、受け入れられる人も?

大らかに、ですね。
Commented by souu at 2013-11-07 16:41 x
すみれ 様
お母様の素敵な思い出ですね。
曖昧なのはお嫌い?中に入ってくれる人、他人の事に無関心な人が
増えたのでしょうか?色んな解釈の仕方があるかもしれませんね。
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一瞬のきらめきを求めて


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